山口組と神戸山口組、「特定抗争」指定を1月まで延長へ 事務所ゼロの尼崎も引き続き「警戒区域」に
2022/09/22 18:41
兵庫県公安委員会が入る兵庫県警察本部=神戸市中央区
兵庫県公安委員会は22日、山口組(神戸市灘区)と神戸山口組(同市中央区)の特定抗争指定暴力団への指定を、来年1月6日まで3カ月間延長すると明らかにした。10月5日の官報に公示予定で、指定延長は11回目となる。
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尼崎市は21日、市内から全ての暴力団事務所がなくなったと発表したが、引き続き両組の活動を厳しく制限する「警戒区域」に定められた。県内ではほかに神戸市、姫路市、南あわじ市が指定されている。
県警暴力団対策課は尼崎市が警戒区域となったことについて「事務所の存在はあくまで根拠の一つ。総合的に判断して指定を継続した」と説明している。