阪神シーズン最終戦 退任の矢野監督「甲子園で日本シリーズ戦う」観客に誓う
2022/10/02 20:25
スタンドのファンに手を振る矢野監督(撮影・飯室逸平)
プロ野球・阪神は2日、西宮市の阪神甲子園球場でシーズン最終戦に臨み、3-3でヤクルトと引き分けた。試合後、今季で退任する矢野燿大監督が観客を前に「満員の甲子園で日本シリーズを戦うため、横浜と神宮で僕たちの野球に挑戦してくる」と誓った。8日からのクライマックスシリーズ(CS)に出場する。
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試合は八回まで阪神が1-0でリードしていたが、九回表にヤクルトが3点を返して逆転。その裏、阪神もプロ初打席の栄枝裕貴選手が適時打で同点とし、延長十二回の末引き分けた。
矢野監督はファンに「日本一の応援をしていただいた」と感謝を述べ、開幕9連敗からシーズン3位に盛り返した選手らを「諦めずに戦い、チームの成長を感じた」とたたえた。
観戦した会社員の女性(51)=東京都=は「諦めずに選手を信じ、CSへ連れていってくれてうれしい。『お疲れさまでした』と言いたい」と笑顔を見せた。
家族4人で試合を見た男性(69)=大阪府=は「九回裏に追いつけて良かった」と満足げ。次期監督に有力視される岡田彰布氏について「選手の使い方が上手で、勝負師という印象。若手を育てて積極的に起用し、切磋琢磨するチームに」と期待した。(竜門和諒、浮田志保)