「天空の城」に雲海シーズン到来 立雲峡の新名所「光の道」からも一望 朝来

2022/10/03 18:22

雲海に包まれた竹田城跡。朝日に照らされ、徐々に表情を変える=朝来市和田山町竹田

 秋の深まりに伴って「天空の城」として知られる国史跡・竹田城跡(兵庫県朝来市和田山町竹田)に「雲海シーズン」が到来した。冷え込んだ朝などに山城周辺をすっぽりと霧が覆い、朝日を受けて幻想的な輝きを見せる。 関連ニュース 天空の城「竹田城跡」まで続く“光の道”!? 兵庫・立雲峡に記念撮影用モニュメント設置 「天空の城」竹田城跡、雲海シーズン始まる【動画】 “竹田”違い 「天空の城」観光客、誤って丹波へ

 昼夜の温度差が大きく、風が穏やかで湿度が高いなどの気象条件によって発生する。9~11月、特に晩秋に出やすいが、条件を満たしても見られないこともある。
 竹田城跡の南東側にある山の中腹にあり、城跡が眺望できる立雲峡の一角に今年春、展望用デッキとガラス製のモニュメント「光の道」が完成。三角形をしており、撮影台などから見ると視覚効果で竹田城跡まで光の道が延びているようにみえる。
 週末などには関西一円や関東、四国などからも観光客が訪れ、モニュメントの前でスマートフォンで記念撮影する姿も目立った。
 竹田城跡の観覧は11月末まで午前4時~午後5時。高校生以上500円。立雲峡は時間制限はなく、高校生以上に環境整備協力金300円を募っている。情報館「天空の城」TEL079・674・2120
(小日向務)

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