兵庫県が県内全41市町に「Jアラート」点検を要請 相次ぐミサイル発射で知事「確認が必要」
2022/10/05 19:50
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
北朝鮮の弾道ミサイル発射を巡り、一部の自治体で全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達に不具合が生じたのを受け、兵庫県は5日までに、県内41市町にシステムが正常に作動するかどうかを確認するよう通知を出した。
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県は年4回、Jアラートの一斉伝達テストを実施している。次回は11月の予定だったが、斎藤元彦知事は10月5日の定例会見でミサイル発射が続く可能性に触れ、「改めて確認が必要と感じた」と説明。各市町には同4日付の通知で機器類の点検を要請したといい、「引き続き連携を密にし、安全安心の確保に万全を期す」と述べた。
4日には北海道と青森県の計6市町で、Jアラートのシステムに接続した防災行政無線が機能しないなどのトラブルがあった。(田中陽一)