旅行支援で関西を満喫、3年ぶり来日に興奮…人気モニュメント「BE KOBE」で聞いてみた

2022/10/15 21:30

全国旅行支援が始まって初の週末を迎え、多くの観光客らでにぎわうメリケンパーク=15日午後、神戸市中央区波止場町(撮影・辰巳直之)

 全国旅行支援や水際対策の緩和で観光地ににぎわいが戻ってきた。観光振興策が始まり最初の週末となった15日、撮影スポットで人気のモニュメント「BE KOBE」周辺で聞いてみた。なぜ、こちらに? 関連ニュース みなとこうべ海上花火大会の代替大会 10月17~21日開催 「小規模でも迫力」音楽に合わせ700発 ここは神戸・南京町。姫路城は?…こっち! では、ブエノスアイレスは? 案内板8年、驚きの姿に 「BE KOBE」垂水に登場 メリケンパークの「本家」忠実に再現 男性が私費で建設、展望台も


 メリケンパーク(神戸市中央区)にあるモニュメント前には、撮影を待つ数十人が列をなしていた。若者を中心に人気とあって、巨大なアルファベットの前に腰かけたり、両手を広げたり、思い思いに撮影を楽しんでいる。順番待ちの間に後ろのグループに「撮影お願いできますか?」と依頼する場面も見られた。
■「大きくて、迫力がある」
 東京都在住の会社員福崎卓人さん(27)は、旅行支援を使って恋人と3泊4日の関西旅行を満喫中。遠出は半年ぶりという。「5分くらい並んで撮れました。ネットで見ていたよりも大きくて、迫力がありますね」と満足げ。「(再び感染者が)全国的に増える前に、久しぶりの旅行を楽しみたい」と話した。
 有馬温泉で宿泊し、16日は淡路市のアニメ体験型テーマパーク「ニジゲンノモリ」で、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」を題材にしたアトラクションを楽しむ予定という。「彼女も僕もドラクエの大ファンなので、欠かせません」と笑顔で語った。
■「待ちに待った日本旅行」
 天候に恵まれ、モニュメント近くの海沿いにはインバウンド(訪日客)の姿も。かつて神戸市内に滞在していたというカナダ出身のドニー・チェンさん(44)は約3年ぶりに来日した。「待ちに待った日本旅行」と興奮気味に話す。友人のデイビッド・コフィーさん(42)と共に、神戸滞在時代の旧友たちと再会を果たした。
 宿泊費などで円安の恩恵を受けたといい、ドニーさんは「2週間ほど滞在する予定だがとてもホテル代が安かった」。コロナ禍での対策については「カナダではほとんどマスクをしなくなった。日本のルールも確認したけど、屋外ではマスクを外してもいいらしい。建物内ではちゃんとマスクをして気を付けたい」と話した。
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