明石・泉市長が「ツイッター休止」宣言 「諸般の事情に鑑み」と投稿 過去には物議を醸す書き込みも
2022/10/16 15:25
泉房穂市長
来年4月の任期満了をもって市長を退任し、政治家も引退すると表明した兵庫県明石市の泉房穂市長が16日、昨年12月から続けてきたツイッターで、今後は投稿を休止する意向を示した。
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泉市長は16日午前、ツイッターで投稿し、「積極的に発信をしてきましたが、諸般の事情に鑑み、このツイートをもって、ツイッターを休止させていただきます。皆さん、この間、ありがとうございました」と書き込んだ。
泉市長は昨年12月21日の定例市議会最終日にツイッターを始め、市政をはじめとしたさまざまなテーマについて、1日平均14回という高い頻度で投稿。フォロワーは今月16日時点で約37万人に上り、明石のPRに一役買った。
一方で2月には、市内に工場を持つ川崎重工業の課税額を無断で投稿。地方税法が禁じる秘密の漏えいに当たる疑いがあるとして、明石市議らが8月、泉市長を告発した。
また同月、子育て支援をテーマにした民間団体の賞を巡り、泉市長が「受賞の条件として金銭を要求された」と投稿。しかし実際は異なり、金銭を支払っていない他の受賞自治体は声明を出して対応に追われ、泉市長も誤解を招いたとしてツイッターで謝罪した。(長尾亮太)