学校給食のパンにゴキブリ混入 加古川の3小学校、脚1本が3分割か 児童が発見、他は食べるの止めず

2022/10/24 15:55

加古川市役所=加古川市加古川町北在家

 兵庫県加古川市教育委員会は24日、市立3小学校で18日に出された給食のパンにゴキブリの脚が混入していたと発表した。児童がパンをちぎった際に見つけた。製パン業者は同日、8小学校を含め市教委管轄の10施設に計約3800食を納入したが、体調不良者はいないという。 関連ニュース 【写真】「ゴキブリ目線」インスタが人気!? アース製薬の挑戦スゴすぎ 【写真】天井を歩くトコジラミ ダニ?いや…トコジラミ! すさまじい繁殖力で家中が危険地帯に いまや他国事ではなくなっている被害実録


 市教委学務課によると、混入していたのはクロゴキブリの脚で大きさは9ミリ、11ミリ、25ミリ。同じ個体の脚1本が、三つに分かれていたとみられるという。
 いずれも児童が担任教諭に伝えたが、3校とも他の児童が給食を食べるのを止めなかった。理由について、同課は「その場では異物が何かは分からなかった」としている。
 パンの中から見つかったことから、製造工程で混入した可能性が高いとみられる。この製パン業者は15小学校を含む計17施設のパンを製造しており、市教委は納入を停止。別の業者のパンを給食で提供している。
 市教委は20日、業者の工場に立ち入り検査。衛生面を確かめ、工場入り口に前室を設けることや、パン生地の容器にふたを付けることなどを求めた。再発防止が確認されるまで、納入は再開しないという。
 市教委は3校の保護者らに経緯を説明した文書を配布し、謝罪した。(斉藤正志)

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