フェリーが、島が、海からふわり 冷え込む朝、神戸沖で「浮島現象」
2022/10/26 12:15
空気の揺らぎで海面から浮かんで見える島や船=26日午前、神戸市須磨区から(撮影・吉田敦史)
兵庫県内は26日朝、放射冷却などで冷え込み、神戸地方気象台の観測地点20カ所中17カ所で今季最低気温を更新した。三田市では平年を5・7度下回る2・9度を記録し、11月下旬並みの寒さとなった。
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神戸は同上旬並みの12・9度で、遠くの島が海面から浮かんで見える「浮島現象」が観測された。海水と大気の温度差で光が屈折して生じる蜃気楼の一種。大阪湾に入ってくるフェリーも宙に浮き、近づくにつれて着水するように見えた。
同気象台によると、県南部は27日も高気圧に覆われて晴れの予報で、寒い朝になるという。(吉田敦史)