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兵庫労働局が入るビル=神戸市中央区東川崎町1
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兵庫労働局が入るビル=神戸市中央区東川崎町1

 兵庫労働局が2021年4月、実際は行われていない職業訓練に対し、助成金267万円を支給していたことが分かった。7日に公表された会計検査院の会計決算報告で指摘された。

 報告や兵庫労働局によると、18年8月、兵庫県内の事業主から職業訓練計画の提出があり、同労働局が人材開発支援助成金の支給を認定。その後、事業主側から職業訓練にかかった費用の領収書などが提出され、助成金を支給した。

 しかし、事業主は訓練の大部分を実施せず、虚偽の領収書で支給申請していたことが判明。同労働局は助成金の全額と違約金の返還を求めたという。

 助成金の返還の有無や会社名などについて同労働局は神戸新聞の取材に「個別の事案のため答えられない」としている。

 また会計検査院は、同労働局が建設業者が支払う労災保険の算定を誤り、13事業者から計495万円の徴収不足、8事業者から計33万円の徴収過大があったと明らかにした。いずれもすでに返還や徴収の処置が取られたという。(谷川直生)

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