「サンポチカ」神戸・三宮と元町、楽しく歩ける地下通路 リニューアルオープン

2022/11/01 17:48

リニューアルされた三宮中央通り地下通路「サンポチカ」。通路両側がガラス張りになり、合わせ鏡のよう=1日午後、神戸市中央区三宮町2(撮影・坂井萌香)

 神戸・三宮から元町に延びる「三宮中央通り地下通路」(愛称・サンポチカ、神戸市中央区三宮町1~2)が1日、リニューアルオープンした。照明が明るくなり、歩行者が退屈しないよう、随所に多彩な仕掛けがちりばめられている。 関連ニュース 【写真】通路両側がガラス張りになっており、合わせ鏡のよう 【写真】トリックアートを施した通路 【写真】リニューアル前の「三宮中央通り地下通路」

 同通路は2001年、都心部の回遊性向上や災害時の避難用通路に活用するため、市営地下鉄海岸線の開業に合わせて開通。ただ暗く、殺風景だったため、楽しみながら歩いてもらおうと、初めての大規模な改良工事を実施した。
 東西約400メートルのうち、トリックアートを施した通路など、西側の約半分は先行して開業済み。この日は東半分が通行可能になった。
 通路両側に特殊フィルムを貼ったガラスが設置され、合わせ鏡のようになった不思議な空間や、壁をキャンパスに見立てた区画がお目見え。壁には今後、プロのアーティストが作品を描く予定という。
 家族で訪れた同市北区の主婦河合智恵子さん(61)は「雨や寒い日にはよく歩く。(作品など)見どころが増えれば、にぎやかになりますね」と笑顔で話した。(三島大一郎)

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