自民・山田外務副大臣、旧統一教会関連施設は訪問せず　国会答弁を撤回「曖昧な記憶でご迷惑かけた」

　自民党の山田賢司外務副大臣は８日の参院外交防衛委員会で、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関連団体「世界平和連合」の推薦確認書に署名したことを巡り、関連施設を２度訪問した、としていた１日の国会答弁を撤回した。「曖昧な記憶で答弁し、ご迷惑をかけた」と謝罪した。 関連ニュース 旧統一教会、韓国ではなぜ関心薄い　ソウル市民「宗教団体というより普通の企業のイメージ」 安倍氏の国葬、どう考える？　追悼を研究テーマとする人と防災未来センター主任研究員に聞いた 旧統一教会の関連団体幹部、神戸と姫路の県立高校で講演　性教育テーマに５回　兵庫県教委が認める

　山田氏によると、世界平和連合の関係者から頼まれ、２０１７年１０月と２１年９月の２回、集会に出向いて国政報告をし、２１年は推薦確認書に署名した。記録を確認したところ、会場は関連施設ではなく、１度目は兵庫県の西宮市民会館の会議室、２度目は同市内の集会所だったという。
　立憲民主党の小西洋之氏の質問に答えた。小西氏は「虚偽答弁だ」と批判した。（永見将人）