イニエスタ選手、神戸にサッカーシューズの新ブランド店　自身も使用、履き心地にこだわり「感動した」

　サッカーの元スペイン代表でＪ１ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手（３８）が立ち上げたサッカーシューズブランド「Ｃａｐｉｔｔｅｎ（キャピテン）」の旗艦店が１８日、神戸市中央区に正式オープンした。 関連ニュース イニエスタの足は「赤ちゃんみたい」　神戸・長田の技、世界の技を支える　靴型メーカー「奇跡的」一発ＯＫ 日本でブランドを立ち上げたイニエスタ妻、ウールにこだわる理由とは　創業100年老舗メーカーとタッグ イニエスタ深まる日本愛「神戸に来て正解だった」　きっかけは「キャプテン翼」

　キャピテンは、つま先のクッションや履き心地など、イニエスタ選手のこだわりを詰め込んだ新ブランド。現役選手がシューズブランドを新設するのは世界でも例がないという。今季のリーグ終盤の試合で新ブランドのスパイクを履いたといい、「快適にプレーできた。人生で初めての経験でとても感動した」と振り返った。
　地元の神戸信用金庫が資金を融資し、長田区の靴職人が靴型を担うなど、「チーム神戸」のプロジェクトでもある。イニエスタ選手は「神戸は第二のふるさと。ここから大きく成長させ、ワールドカップ（Ｗ杯）のような大会に参加できるブランドに育てたい」と抱負を語った。この日は、関係者によるテープカットやファンとの撮影会などもあった。（山本哲志）