尼崎市長選、20日投開票 大阪府外で初の維新首長か、市民派後継の前教育長か 深夜確定の見通し
2022/11/19 19:37
尼崎市役所=尼崎市東七松町1
任期満了に伴う兵庫県尼崎市長選が20日、投開票される。日本維新の会が大阪府外で初となる首長を誕生させるか、2代20年続いた市民派女性市長の後継が維新の勢いを止めるか。12年ぶりの新人対決は激戦の様相を見せている。開票作業は午後9時半に始まり、深夜に確定する見通し。
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立候補したのは、維新公認で社会福祉法人理事長の大原隼人氏(44)と、無所属で前市教育長の松本真氏(43)。子育て支援充実やまちのイメージ向上が争点となり、無党派層の動向や前回過去最低の24・71%だった投票率の行方が注目されている。
維新は組織を生かした総力戦を展開し、19日には馬場伸幸代表ら幹部が続々と応援に入った。大原氏は「兵庫県や大阪府、国との連携を進め、子どもたちが誇れるまちに」と訴えた。
松本氏は、維新を警戒する自民党や立憲民主党などが「包囲網」を築いて支援。稲村和美市長と市内を巡り「対話力と実行力で、誰一人取り残さないまちをつくる」と呼びかけた。
同じく20日投開票の市議補選(欠員1)には、自民、維新、共産党の各1人と無所属2人の新人5人が立候補している。(広畑千春、村上貴浩)
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