3年ぶり神戸マラソンがスタート

2022/11/20 09:17

阪神・淡路大震災からの復興の象徴「ひまわり」をイメージした黄色い手袋。スタートを前にランナーが両手を高く掲げた=20日午前8時54分、神戸市中央区(撮影・辰巳直之)

 「感謝と友情」をテーマに掲げる第10回神戸マラソン(神戸新聞社など共催)は20日、ランナーが神戸市役所前を一斉にスタートした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年から2年続けて延期され、3年ぶりの開催。フルマラソンの定員2万人に対し、約3万2千人の応募があった。レースは明石海峡大橋西側で折り返し、ポートアイランドでフィニッシュする42・195キロのコースで行われる。 関連ニュース 【特集】神戸マラソン2022 なんか変…神戸マラソンって、なぜ珍しい“逆走”コースなのか 待ってろ!神戸マラソン 3年ぶり2度目の42.195kmはすぐそこ~鉄爺、神戸を走る#1


 大会は1995年の阪神・淡路大震災で寄せられた国内外からの支援に感謝の気持ちを発信するため、2011年に創設。3年ぶりとなる第10回大会は「『ありがとう』を、未来へつなごう。」をキャッチフレーズに掲げた。
 ランナーはレース前後のマスク着用や検温、手指消毒などの感染予防対策を徹底した上で参加。通常は約60万人がコース沿道で切れ目のない声援を送るが、実行委員会は今回、沿道からの応援を自粛するように求めている。
 走行コースやその周辺の道路では大規模な交通規制が行われ、対象区間の通行や横断が制限される。交通渋滞が予想されるため、実行委員会は車の使用を控えて公共交通機関を利用するよう呼びかけている。(大原篤也)
【特集ページ】神戸マラソン

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