捜査で知り合った20代女性と不倫関係に 刑事部門の30代巡査部長を戒告 兵庫県警

2022/11/25 18:41

兵庫県警察本部=神戸市中央区

 事件関係者と不倫をし、警察の信用を失墜させたとして、兵庫県警は25日までに、阪神方面の警察署に勤務する30代の男性巡査部長を戒告処分にした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。 関連ニュース 捜査情報を家族に漏えいした巡査部長を訓戒処分 他署の捜査に介入した警部も 兵庫県警 中学生の体を服の上から触った元尼崎南署巡査の男に有罪判決 神戸地裁 勤務中にスマホゲーム、男性警部補を減給3カ月 当直日に16時間 日常的にパワハラも

 県警監察官室によると、巡査部長は署の刑事部門に所属していた昨年3月以降、既婚にもかかわらず、事件の捜査に関連して知り合った20代女性と不倫関係になった。今年6月に関係は解消したが、その後に県警へ外部から情報提供があり、発覚したという。
 県警は事件の詳細を明らかにしていないが、相手女性は捜査対象者などではなく、「情報漏えいや捜査への影響はなかった」としている。巡査部長は「組織や家族に迷惑をかけ、大変申し訳ない」と反省しているという。
 県警はまた、今年9月に三田市の食料品店でウナギ丼や缶ビールなど9点を万引したとして、東播方面の警察署に勤務する50代男性警部補を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。警部補は窃盗容疑で現行犯逮捕され、10月に依願退職。「少しでもお金を浮かせたかった。反省している」と話したという。

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