加西市長選 高橋氏が立候補表明、元教育長「正しいリーダーシップが欠如」

2022/11/30 19:30

加西市役所=加西市北条町横尾

 来年6月16日の任期満了に伴う兵庫県加西市長選(告示日、投開票日未定)に、元市教育長の高橋晴彦氏(64)が30日、無所属で立候補することを表明した。市内で会見した高橋氏は「正しいリーダーシップの欠如により、職員の意識が低下している。このままでは役所組織が崩壊する」と語った。 関連ニュース 丹波国際映画祭 グランプリに、手話を守る闘い描いた「ヒゲの校長」 谷監督、当事者起用し表現追求 学校の楽しさ伝えたい サポート校「青楓館高等学院」で文化祭 24日に一般公開 稲美2児放火殺人事件3年 「今もずっと悲しみの中」 両親、控訴審初公判向け準備


 高橋氏は同市出身。兵庫県立北条高校、大阪大卒業後、1981年、加西市役所に入庁した。市立加西病院事務局次長兼総務課長、市総務部長などを経て2015年、市教育長に就任。1期3年を務めた。22年から市区長会長に就いている。
 高橋氏は、市職員に事務的なミスが出ていることを挙げ「通例では考えられない。多選の弊害。職員が市長に進言できず、独善化した行政になっている」と、3期目の現職西村和平氏(67)を批判した。
 同市長選で立候補を表明したのは高橋氏が初めて。(敏蔭潤子)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ