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熊本地震で被災した松崎賢人選手。移籍した西宮ストークスで1部昇格の原動力になった=12日夜、西宮市立中央体育館(撮影・中西大二)
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熊本地震で被災した松崎賢人選手。移籍した西宮ストークスで1部昇格の原動力になった=12日夜、西宮市立中央体育館(撮影・中西大二)

 12日、バスケットボール男子のBリーグ1部昇格を決めた西宮ストークス。勝利に貢献した松崎賢人選手(28)=相生市出身=は昨年、熊本のチームから移籍し兵庫に戻った。熊本地震で残り試合が全て中止となるなど、苦境を乗り越えた経験から得たのは「スポーツに打ち込めることへの感謝」。西宮市河原町の市立中央体育館に詰めかけた約1700人のファンに感謝を込めて手を振った。

 相生市立双葉中から育英高に進み、2006年の兵庫国体では地元兵庫チームの主力として活躍。拓殖大を経て旧日本リーグ2部の兵庫ストークス(現西宮ストークス)に入団し、12年には司令塔としてチームを2部優勝に導いた。

 旧ナショナル・リーグの熊本ヴォルターズに移籍して2季目の昨年4月、熊本地震が起きた。松崎選手は遠征中、妻子も帰省中で無事だったが、震度7を2度観測した熊本県益城町にある練習拠点は避難所に。リーグ戦の中止が決まり、支援物資を老人ホームに運んだり、チャリティーTシャツを販売したりとボランティア活動に奔走した。

 古巣ストークスから誘われ、昨夏に復帰。今季、ゲームを組み立てるポイントガードとして活躍し、この日のプレーオフ準決勝(群馬クレインサンダーズ戦)でも、持ち前のスピード感あふれるプレーでファンを沸かせた。

 機会があれば熊本の被災地への支援を呼び掛ける。「熊本はまだまだ復興できていない。みんなの支えが必要」。阪神・淡路大震災を経験した兵庫県民だからこそ思いは強い。

 モットーは「バスケットを通して人々を明るくすること」。1部で活躍する姿を見てもらい、熊本を元気づけたい。歓喜の輪の中で胸に刻んだ。(藤村有希子)

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