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 本年度いっぱいで廃部が決まっていた夙川高陸上部が一転、存続することが10日、分かった。夙川学院では経営難から陸上部を強化クラブから外し、2016年度に部員の募集を停止していたが、今春に就任した駒井滋理事長と鏑木稔校長が「全国レベルで活躍する部活動をなくす必要はない」と方針を転換した。

 学習塾や英会話スクールを経営してきた鏑木校長は廃部方針を知り、「学校の宝を自ら手放すようなもの。残していきたい」と男子100メートル日本記録保持者・伊東浩司さんを指導した池野憲一郎監督に引き続き指揮を執るよう要請した。中学時代の競技実績に応じて授業料減免などの特待制度を整備し、競技力の維持向上を目指す。

 陸上部は女子走り高跳び元世界選手権代表青山(現姓福本)幸(甲南学園AC)らを輩出してきた名門。

 現在部員は3年生8人のみながら、5種目で全国高校総体出場を決め、400メートルと1600メートルリレーで、立て続けに兵庫高校記録を塗り替えた。(伊藤大介、橋本 薫)

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