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全豪オープンテニス車いすの部女子シングルスで準優勝の上地結衣。左は優勝したディーデ・デフロート=メルボルン(ゲッティ=共同)
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全豪オープンテニス車いすの部女子シングルスで準優勝の上地結衣。左は優勝したディーデ・デフロート=メルボルン(ゲッティ=共同)

 車いすテニス女子の全豪オープンダブルスで2年ぶり4度目の優勝を果たした上地結衣(エイベックス、兵庫県明石市出身)が2020年の東京パラリンピックに向け、さらなる進化を追い求めている。車いすの軽量化とともに、新たな技術の習得にも取り組み、「一番の目標」という東京パラへ着々と歩を進めている。(大盛周平)

 16年のリオデジャネイロパラリンピック・シングルスで銅メダルを獲得。昨年は四大大会で3冠を果たし、世界ランキング1位に座る。着実に実績を積み上げているが、本人は「課題は山もり」と満足していない。

 意識するのは、2歳年下で急成長中のディーデ・デフロート(オランダ)。全豪オープンシングルス決勝で敗れた相手だ。ショットに力強さを持つライバルは弱点のバックを修正し、上地は昨年から3連敗中。「私に対する戦い方を見つけてきた」と警戒する。

 もちろん、手をこまねいているばかりではない。力を効果的に伝えるため、昨年から座面を3センチ高くした車いすを操り、さらに今年は、スピードアップのためにアルミからマグネシウム製の車両に挑戦する予定。「今年の中盤までに最終的な車いすができれば」と試行を重ねる。

 技術面でも徹底して磨いてきたトップスピンに加えて「ポイントを取れるスライス」を習得してプレーの幅を広げたい考えだ。5月末の全仏オープンまで、韓国や米国を転戦して腕を磨く。

 激戦の中に身を置くが、4月にある地元の神戸オープンには毎年参戦。「お世話になった方がたくさんいるし、自分の成長をお見せできる場だから」と大会を心待ちにする。

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