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日本大の選手による悪質な反則を試合の映像で説明する関西学院大の鳥内秀晃監督(左)と小野宏ディレクター=西宮市、関西学院大学
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日本大の選手による悪質な反則を試合の映像で説明する関西学院大の鳥内秀晃監督(左)と小野宏ディレクター=西宮市、関西学院大学
昨年の甲子園ボウルで熱戦を繰り広げた関学大と日大
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昨年の甲子園ボウルで熱戦を繰り広げた関学大と日大

 6日に東京都内であったアメリカンフットボールの定期戦で、日本大の選手による悪質な反則行為で兵庫県西宮市の関西学院大の選手が負傷した問題が大きな波紋を呼んでいる。日本オリンピック委員会(JOC)の平岡英介専務理事は15日、「傷害事件のようなもの」と非難し、スポーツ庁の鈴木大地長官も14日の記者会見で「危険なプレーを容認するわけにはいかない」と批判した。関学大は10日付で日大に抗議文書を送り、チームとしての見解などを回答するよう要請。15日夜に日大から返答があったといい、17日に記者会見を開き、今後の対応などについて説明する。

 昨年12月の全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」でも戦った東西の両雄による定期戦。問題となっているのは試合開始早々、関学大のクオーターバック(QB)がパスを投げ終えて無防備なところに、日大の選手が背後から激しくタックルした場面だ。QBは負傷退場し、全治3週間と診断された。日大の選手はその後もラフプレーを続けて資格没収(退場)となった。その後、関東学生アメリカンフットボール連盟は同選手に対外試合出場禁止の処分を科し、内田正人監督を厳重注意処分とした。

 関学大が撮影した動画では、問題となった反則が審判の目の前で起こったにも関わらず、その時点で資格没収とはならなかった。関東学連は9日になって、1回目の反則行為を「ひどいパーソナルファウル」と認定したが、関西アメリカンフットボール協会審判部の浜田篤則審判部長は「行きすぎた行為なのは明白。1回目で資格没収にすべきだった」と話す。

 プレーとは無関係の場面で、意図的に相手を傷つけようとした行為であることは明らか。関学大アメフット部の小野宏ディレクターは「普通に道を歩いていて、突然後ろから防具を着けた100キロを超える選手に猛スピードでぶつけられるようなもの」と例え、「スポーツを冒とくする行為だ」と強く非難した。

 日大は10日付で、内田監督が8月末までの現場指導を自粛することを関東学連に申し入れ、ホームページ上でおわび文を掲載した。関学大への正式な謝罪や説明はなく、同大アメフット部の鳥内秀晃監督は「われわれの思ってるところと(日大に)温度差がある」と苦言を呈した。12日になって日大のコーチと当該選手が「(直接)話したいと思ってきた」と関学大を訪れたが「文書の回答を責任者からいただきたい」と面会を断ったという。(宮崎真彦)

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