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ガーナ戦の後半、ゴール前で競り合う香川真司選手=30日夜、横浜市の日産スタジアム
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ガーナ戦の後半、ゴール前で競り合う香川真司選手=30日夜、横浜市の日産スタジアム
ガーナ戦で後半から途中出場し、体を張ったプレーを見せる岡崎慎司選手=30日夜、横浜市の日産スタジアム
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ガーナ戦で後半から途中出場し、体を張ったプレーを見せる岡崎慎司選手=30日夜、横浜市の日産スタジアム

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表に、兵庫からは初選出のDF昌子源(しょうじげん)選手(25)=神戸市北区出身=のほか、3大会連続出場となるFW岡崎慎司選手(32)=宝塚市出身=と、2大会連続のMF香川真司選手(29)=神戸市垂水区出身=の「2人のシンジ」が選ばれた。晴れ舞台を前に、気持ちを高めた。(長江優咲、有島弘記)

■完全燃焼を 2度目の香川「前へ引っ張る」

 神戸で三浦知良選手と出会い、夢を追い始めた香川選手。前回は不完全燃焼のまま惨敗しただけに、29歳で挑む今大会を集大成と位置づける。「子どもたちにピッチで活躍する姿を見てほしい。少しでも夢を描いてもらえるように」

 1995年夏、通っていた神戸市立乙木小に三浦選手が阪神・淡路大震災の被災地支援で訪れた。香川選手をプロにスカウトしたセレッソ大阪の小菊昭雄コーチ(42)は「あの経験が真司の原点」と代弁する。

 次は自分が夢を与える-。ブラジル大会後、少年サッカー大会「シンジドリームカップ」を各地で主催。堺市開催の昨夏、小学生のころ所属したセンアーノ神戸(当時神戸NKサッカークラブ)のメンバーを招いて交流し、神戸市内での練習に顔を出して驚かせた。

 「必ずW杯行きますよ」。先月、センアーノ神戸で指導した大木宏之監督(47)に香川選手からLINEのメッセージが届いた。メンバーが撮影した応援動画で返礼。すると「夢を大きく、頑張ってとお伝え下さい」と返信があった。

 小菊さんは「真司ほど努力できる選手はそういない」と語る。左足首のけがを乗り越え、30日のガーナ戦で途中出場した香川選手。「代表が必ず勝つため、前を向いて引っ張りたい」と決意を口にした。再び存在感を高める背番号10。2度目の大舞台で躍動する準備は整った。

■負傷押し3回連続 岡崎「無理してでも」

 激しい守備で知られるイングランドのプレミアリーグで、唯一の日本人FWとして奮闘する岡崎選手は左足首を負傷し、代表入りを危ぶむ声もあった。30日のガーナ戦後には「もっと(状態が)上がっていきそうな感覚もある。やれる自信はある」と自らを奮い立たせるように話した。

 成功を手にしたドイツを2015年限りで離れ、渡英した。全ては「W杯で勝つため」。屈強なDF相手に得点を奪い切る方法を見つけようともがいた。

 滝川第二高の同級生らはその苦悩に触れてきた。

 レスター移籍1年目は持ち味の献身的な守備で初優勝に大きく貢献。得点増を期した翌シーズンは一転、新たな課題に直面した。

 「ストライカーとして、もっとエゴを出したい。でも、チームが求めるプレーじゃないから試合に出られない…」。今は個人マネジャーとして支える岡良一さん(31)は何度も、岡崎選手が自問自答するのを聞いた。在籍3年目の今季はシーズンの折り返し前に自己最多の6得点を奪った後、負傷で失速。それでも「日本の力になりたい」という一念で折れなかった。

 4月、高校の寮で同室だった藤森大介さん(31)は無料通信アプリ「LINE(ライン)」で岡崎選手の32歳の誕生日を祝った。返信には「けがをしているけど、無理してでも頑張らなあかん年や」。迷いを断ち、3度目の大舞台に立つ。

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