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監督就任会見で意欲を見せた金本知憲監督=2015年10月19日、大阪市内のホテル
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監督就任会見で意欲を見せた金本知憲監督=2015年10月19日、大阪市内のホテル
試合で活躍した糸井選手(左)を祝福する金本知憲監督=2017年8月30日、甲子園
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試合で活躍した糸井選手(左)を祝福する金本知憲監督=2017年8月30日、甲子園

 「責任は免れない」「歯を食いしばってでも続けてほしかった」。17年ぶりにリーグ最下位に沈んだプロ野球阪神の金本知憲監督が退任を明らかにした11日、兵庫県内の虎ファンの間では厳しい見方と複雑な受け止めが交錯した。

 「今シーズンは『誰?』という選手が多く出てきたが、固定もしなければ、芽が出た選手もいない。起用理由が見えず、ストレスがたまった」。虎党の心理を考察した著書などがある関西学院大文学部の三浦麻子教授(社会心理学)は、自身も熱烈なファンとあって語気は鋭い。

 来季の指揮官については「やりたいことがファンにも見えるような監督」を要望。「どういうチームを目指しているのかを共有できなければ、一緒に応援できない」と話した。

 巨人の高橋由伸監督や中日の森繁和監督を引き合いに出したのは神戸市中央区のフリーター男性(28)。「2人とも阪神より成績が良かったのに退任を決めた。17年ぶりの最下位となったのだから、責任は免れないのでは」と冷静に話した。

 一方、「あれだけ『阪神を変えてくれ』と頼んで迎えた監督を3年で変えてしまったら、昔の阪神に逆戻りする」とはJR神戸駅前で飲食店を営む男性(52)。「誰が監督でも結果が出ないときはある」とし、「チームの近い将来のためには、金本監督に歯を食いしばってでも続けてほしかったし、フロントもファンもその環境をつくるべきだった」と嘆いた。

 金本監督が広島の選手だったころから応援していた会社員の男性(35)=神戸市北区=は、ニュースを知って甲子園球場前のチームショップに駆け付けた。タオルやうちわなど同監督のグッズを買い込み、「ファンから罵声を浴びる姿を見るのがつらかった。来年は見返してほしかった」と同情した。

 “再登板”を期待する声も。長年の阪神ファンという姫路市の会社員男性(31)は「頑張って若手を起用していたのに結果が伴わず残念。またいつか戻ってくる日があれば、そのときは優勝してほしい」と思いを込めた。(まとめ・田中陽一)

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