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貴景勝関の優勝が決まり、喜びに沸く恩師や知人ら=25日午後、芦屋市東芦屋町(撮影・大森 武)
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貴景勝関の優勝が決まり、喜びに沸く恩師や知人ら=25日午後、芦屋市東芦屋町(撮影・大森 武)
(1)中学横綱
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(1)中学横綱
(2)初土俵
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(2)初土俵
(3)新十両
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(3)新十両
(4)新入幕
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(4)新入幕

 小結貴景勝関の地元・兵庫県芦屋市の芦屋神社(東芦屋町)では知人ら約60人がテレビ観戦し、快挙に沸き立った。母校・仁川学院小(西宮市)の恩師、前川和裕教諭(41)は「お父さんと二人三脚で壁を乗り越え、地道にやってきた努力が報われた」と目を潤ませた。

 貴景勝関は優勝インタビューで「小さい頃から飯を食うのも何でも一緒にやってきた」と父佐藤一哉さん(57)との思い出を語り、「少し返すことができた。ありがとうと言いたい」と感謝を口にした。

 一哉さんは、貴景勝関が小学校3年で相撲を始めて以降、練習に付き添い、帰宅後も階段を四つんばいで上り下りさせたり、近くの坂道を何十回もダッシュさせるなど厳しく指導してきた。この日は、「親子鷹」をそばで見守ってきた妻の純子さん(51)と共に、現地で優勝を見届けた。

 純子さんは一人息子が賜杯を抱く姿に涙を流した。子どもの頃は「自分さえ目立てばいいというような子。やんちゃだった」という。だが、付け人に気を使う様子などを見て「変わったな。苦労させて良かった」と成長を実感した。

 「800勝が目標。安定して2桁勝てる息の長い力士に」とかねて語っていた一哉さんは、「次の場所で真価が問われる」とさらなる飛躍を願った。

 父の思いに応えるように、貴景勝関は「来場所成績を残せなかったら駄目。しっかり自分の相撲を取っていきたい」と先を見据えた。

=貴景勝の歩み=

96年8月 芦屋市生まれ

03年4月 西宮・仁川学院小学校入学、同小3年時に本格的に相撲を始める

09年4月 報徳中入学

11年8月 報徳中3年で全国中学校体育大会個人を制し「中学横綱」に輝く(写真1)。「ずっと一番になれなかったのうれしい」と涙を流す

12年4月 埼玉栄高入学

14年8月 埼玉栄高3年で世界ジュニア選手権無差別級優勝

14年9月 憧れていた貴乃花部屋に入門、初土俵(写真2)。「師匠に少しでも近づけるよう、何でも学びたい」

14年11月 序ノ口優勝

15年1月 序二段優勝

16年3月 幕下優勝、新十両昇進を決める(写真3)。場所後「関取になるまで帰らない」と決めていた芦屋に帰郷。「街並みが懐かしい」

16年11月 12勝3敗で初の十両優勝を果たし「一番に対する執着心が強くなった」と手応え

16年12月 新入幕が決まり、「佐藤」から「貴景勝」に改名。「しこ名に恥じないよう、これを機に飛躍したい」(写真4)

17年9月 西前頭5枚目で横綱日馬富士、大関豪栄道を破り、初の三賞(殊勲賞)を受賞

17年12月 初の三役に昇進、貴乃花部屋から初の役力士

18年3月 右足を痛め初土俵以来、初の休場

18年10月 貴乃花部屋から千賀ノ浦部屋に移籍

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