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前回大会のGP1万メートルで3位に入った野上恵子。アジア大会のマラソンで銀メダルに輝くなど進化を続ける=長崎市内
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前回大会のGP1万メートルで3位に入った野上恵子。アジア大会のマラソンで銀メダルに輝くなど進化を続ける=長崎市内

 陸上の第67回兵庫リレーカーニバル(兵庫陸上競技協会、神戸新聞社など主催)は20、21日、神戸市須磨区のユニバー記念競技場で開かれる。全国の14会場で開催される「2019日本グランプリ(GP)シリーズ」のうち、4大会が指定された「GPプレミア(GPP)」である神戸大会ではGP男子4種目、同女子6種目に国内トップレベルの選手が集う。東京五輪を1年後に控える2019年春、出身や練習拠点など兵庫にゆかりのある注目選手に、今大会や今季に懸ける思いを聞いた。

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 レースごとに学びを得てきた。昨夏、気温29度のジャカルタで開かれたアジア大会女子マラソンで銀メダルを獲得した野上恵子。最後まで粘って「自信になった」が「先頭に差をつけられたのが悔しかった。いい結果でも悪い部分があるので、少しずつ克服していきたい」と課題を口にする。

 須磨学園高では相次ぐけがもあり、全国高校駅伝で走る夢はかなわなかった。3年時には全国優勝したが「チームの役に立てなかった心残りがあるから、実業団で頑張ろうと思えたのかも」。もやもやを吹き払うかのように競技に打ち込んだ。

 卒業後に入ったサニックスが07年に廃部となり、長崎市の十八銀行へ。けがが続き「痛くて何度もやめたくなったが、自分の力を出し切れぬまま故障をきっかけにやめようとは思わなかった」と踏ん張った。走れることがうれしかった。

 「初マラソンが最後のレース」と決めて臨んだ15年の名古屋ウィメンズマラソンで6位になり、「駅伝で役に立ちたいと考え直した」と現役を続行。昨年3月の名古屋で2時間26分33秒の自己ベストで5位となり、20年東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ」(MGC)の出場権を得た。

 33歳になり、同級生の多くは引退した。「昭和生まれってだけで、すごいって言われるようになった」とほほ笑む。「年齢を重ね、マラソンに挑戦できる体づくりができてきた。五輪は縁がないものと思っていたが、目指すべき目標になった」

 5カ月後にMGCを控える。「トラックレースでしっかり走り、スピードと自信をつけ、マラソンに向けた脚づくりをしたい」。地道に続けてきたからこそ、見える景色がある。(金山成美)

【のがみ・けいこ】1985年、神戸市西区生まれ。小学4年で小野市に転居し、小野南中時代は1500メートルで活躍。須磨学園高では1年から全国高校駅伝メンバーに入ったが、都大路を一度も走れなかった。サニックスを経て十八銀行へ。自己ベストはマラソン2時間26分33秒、1万メートル32分7秒70。性格は「のんびり、おっとり」と自己分析。粘り強い走りが特長。

【メモ】9月15日に東京都で開催されるMGCの出場資格を現時点で満たしているのは男子30人、女子14人。兵庫関係では女子の野上恵子(十八銀行、須磨学園高出)、中野円花(ノーリツ)、前田穂南(天満屋、尼崎市立園田東中出身)と、男子の堀尾謙介(トヨタ自動車、須磨学園高出身)が出場権を得ている。優勝すると東京五輪代表に内定。さらに2位、3位のうち「MGC派遣設定記録」を突破した最上位者、突破者がいない場合は2位の選手-が自動的に代表に内定する。

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