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MGC出場権を獲得し、注目度が高まっている中野円花。地元のトラックレースでも活躍を誓う=神戸市垂水区内
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MGC出場権を獲得し、注目度が高まっている中野円花。地元のトラックレースでも活躍を誓う=神戸市垂水区内

 1月の大阪国際女子マラソン。2時間27分39秒で4位に入った中野円花は、2020年東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ」(MGC)の切符を得た。「無欲で」と言えば聞こえがいいが、シンデレラガールは「欲がなく消極的で、競技者として駄目だなと思う」と声を落とす。

 性格も素質も熟知している先輩の小崎まりは「10キロまで集団についていくように」と具体的なアドバイスを与え続けた。その通りに走ると、MGCに届いていた。「自信がないと弱音を吐けば、もっといけるってずっと言ってくれていた。本当にありがたい存在」と絶大な信頼を寄せる。

 社会人10年目で、5000メートルが主戦場。最初は結果が出ず「周りは日本選手権に出るのが当たり前。続けられるかなと不安でいっぱいだった」。4年目に初めて16分10秒を切って全日本実業団選手権に出場したのが転機となり、競技を続行。マラソンも年に1度、挑むようになった。

 チームのエース的存在となっても「先輩と比べたらまだまだ。力をつけている実感もない」と葛藤は続く。レースにも性格が表れ、きつくなると落ちてしまうといい「1万メートルなら後半の3000メートルでシュンとなる。1度、50メートルだけ前に出られた。そうやって少しずつ進歩できたら」。特性を踏まえて成長を思い描けるようになってきた。

 グランプリシリーズ(GP)1万メートルは初参戦。「地元で会社の方も来てくれる。実業団選手としていい結果で応えたい。日本選手権の参加標準記録に近づけるよう、トラックシーズンのいいスタートを切りたい」と自分らしく表現していく。(金山成美)

【なかの・まどか】1991年生まれ。大阪府出身で小中学時代から全国大会に出場、大阪薫英女学院高3年時に大阪高校対校選手権で2種目を制したが、全国総体には届かなかった。2010年、ノーリツ入社。1万メートルの自己ベストは32分55秒10。14年からマラソンにも挑む。韓国男性アイドルグループ「WINNER」のDVD鑑賞やコンサートがオフの楽しみ。

【メモ】女子1万メートルは昨年、山ノ内みなみ(京セラ)が日本歴代8位の31分16秒48を出すなど11人が31分台をマークした。日本記録は2002年に渋井陽子(三井住友海上)が樹立した30分48秒89で、これまでに30分台をマークしたのは3人しかいない。世界選手権(9~10月・ドーハ)の参加標準記録は31分50秒00。男子1万メートルの日本記録は村山紘太(旭化成)の27分29秒69、昨年のランキングトップは鎧坂哲哉(旭化成)の27分55秒85だった。世界選手権参加標準記録は27分40秒00。

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