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前回のGP走り幅跳びは5位。社会人1年目で挑む大会で飛躍を期す秦澄美鈴=西宮市内
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前回のGP走り幅跳びは5位。社会人1年目で挑む大会で飛躍を期す秦澄美鈴=西宮市内

 遠くへ跳ぶ幅跳び、高く跳ぶ高跳び。この組み合わせの二刀流ジャンパーは珍しい。秦澄美鈴は昨年までの日本歴代ランキングで、走り幅跳びの6メートル24が36位、走り高跳びの1メートル82が18位と2種目とも上位に名を連ねる。168センチの長身に、豊かな才能を秘める。

 高校から陸上部に入り、最初は短距離、2年の途中から「自力で高く跳べるのが気持ちいい」と走り高跳びにも取り組む。武庫川女大で、長所のスピードを生かそうと走り幅跳びも始めた。

 今春兵庫県明石市のシバタ工業に入社。同社のイメージカラーのオレンジが入ったユニホームを「似合うかな」とうれしそうに着用し「安定した記録を出し続け、会社の名前をもっと知ってもらえるような選手になりたい」と目を輝かせる。

 昨年の兵庫リレーカーニバルは2種目出場。今年は「波に乗っている」走り幅跳びに絞った。これまで思い切り走って踏み切り直前に足を合わせて跳んでおり「普通だと思っていたが、基本的なことをすっ飛ばしてきてしまったことに気付いた」。冬から専門指導者に教えを請い、減速せず踏み切れるようになると「体が浮く感じになった」と感覚が劇的に変化した。向かい風に押される弱点を克服しようと、筋力強化にも努める。

 陸上を始めたころは「近畿大会出場」だった目標が徐々に高くなり、今は日本選手権優勝、その先に「夢の舞台の五輪」と最高峰の大会を思い描くようになった。「基礎ができて自信がついた。自分に期待しているし、春を迎えて楽しみしかない。リレーカーニバルは優勝しかいらないという気持ちで臨む」。素質がさらに花開く時がきた。(金山成美)

【はた・すみれ】1996年、大阪府八尾市出身。中学時代はバスケットボール部、府立山本高で陸上を始める。武庫川女大3年の2017年からアジア選手権など国際大会に出場。昨年の日本選手権は走り幅跳び2位、日本学生対校選手権は走り幅跳びで優勝し、走り高跳びも6位になった。今春シバタ工業に入社、1人暮らしを開始し自炊も楽しんでいる。

【メモ】女子走り幅跳びの2018年日本ランキング1位は6メートル44を跳んだ高良彩花(筑波大、園田高出)。2位の中野瞳(和食山口、長田高出身)とともに21日開幕のアジア選手権に出場する。日本記録は池田久美子(スズキ)が06年に出した6メートル86。歴代2位は甲斐好美(JOKER、15年当時VOLVER)の6メートル84。世界選手権(9~10月・ドーハ)の参加標準記録は6メートル72。男子は8メートル09で橋岡優輝(日大)が昨年日本ランキングトップ。世界選手権参加標準記録は8メートル17。

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