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 兵庫リレーカーニバルをはじめ全国レベルの陸上大会が多い兵庫では、小出義雄さんはおなじみの存在。訃報を受け、県内ゆかりの関係者からもしのぶ声が上がった。

 1997年世界選手権マラソン女王の鈴木博美さん(50)=神戸市=は千葉・市船橋高から実業団まで小出さんの指導を受けた。「練習嫌いな私をあきらめることなく、根気強く育てていただいた。どれだけの情熱を持ってご指導にあたってくださったのかを知り、今はただ感謝しかない」などとコメントを発表した。

 「選手が吸い込まれるような指導だった」と語るのは、シドニー五輪マラソン覇者の高橋尚子さん(46)ら、小出さんが教える選手のシューズを手掛けてきた靴職人三村仁司さん(70)=加古川市。「五輪などでメダルを取る教え子が多い。いかにその気になって小出さんについていったかということ。『お前なら優勝できる』と背中を押すなど言い方も上手」と心のつかみ方に感じ入る。

 自身も「靴がよければ記録も出る。選手も喜んでるよ」とにこやかに声を掛けられたのが印象的という。「あのような指導者がまた出てきたら、スポーツ界はもっと面白くなる」と話した。

 北京五輪女子5000メートル代表の小林祐梨子さん(30)=加古川市=は須磨学園高時代、大会会場で小出さんに走り方の指導を仰いだところ「どこも直すところがない。すごくいいよ」と褒められ、うれしかったという。

 女子1500メートルの日本記録保持者は後に「一度、マラソンを走りなよ」と勧められたというが、実現はしなかった。「東京五輪に教え子を送り出したい思いもあったようです。陸上に命を懸けていた。ゆっくり休んでください」と別れを惜しんだ。(藤村有希子)

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