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精神面でたくましさを増し、W杯に臨む岩渕真奈(10)=5月2日、さいたま市の浦和駒場スタジアム
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精神面でたくましさを増し、W杯に臨む岩渕真奈(10)=5月2日、さいたま市の浦和駒場スタジアム
INAC神戸で背番号10を背負う岩渕真奈=5月2日、さいたま市の浦和駒場スタジアム
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INAC神戸で背番号10を背負う岩渕真奈=5月2日、さいたま市の浦和駒場スタジアム

 26歳にして3度目のW杯。経験を蓄え、岩渕が「なでしこジャパン」の看板選手として世界の頂に挑む。幾度もけがと向き合い、乗り越えてきたアタッカーは「今回は自分が(やる)、という思いが強い」。不退転の決意で決戦の地、フランスに乗り込んでいる。

 昨冬の皇后杯全日本選手権で左かかとを負傷し、W杯イヤーの今年初めから代表招集を見送られてきた。代表が米国、欧州で活動を重ねる一方、焦ることなく、特殊な治療で痛みを和らげ、リハビリも順調。3月のプレナスなでしこリーグ開幕戦で途中出場すると、3試合目でフル出場を果たし、5月2日の浦和戦では決勝点を奪って復活を印象付けた。

 しかし、その浦和戦で事態が暗転した。後半途中、相手との接触で右膝をひねって途中交代。試合後、前回のW杯カナダ大会初戦で負傷離脱した安藤梢(浦和)と顔を合わせると、あふれるものをこらえきれなかった。代表発表を1週間後に控え「正直、選ばれないのかなと思った」

 それでも、「日本を勝たせる選手になってほしい」という高倉麻子監督の信頼は揺るがず、W杯代表入りを果たした。発表当日の会見では、周囲の支えに感謝するとともに、責任感もにじませた。

 「過去2大会は楽しさしかなかった。優勝、準優勝となって、なでしこを見る目が変わってきている。そんなタイプじゃないけど、自分なりにやんなきゃいけない」

 加入3季目のINAC神戸では、156センチの小柄な司令塔として攻撃のタクトを振るう。「代表と役割が違う」と前置きをしながら、「俊さん(鈴木監督)に『周りも使え』と言われ、プレーの幅が広がった」と進化を実感する。

 卓越したボール扱いと鋭いドリブルは健在。「昔は勢いと周りに助けられて仕掛けられたが、今は自分で判断できるようになった」と、連係での崩しにも意欲を見せる。

 ドイツ移籍を経て、日本に戻ってきても、変わらない身上がある。「ゴールに向かう姿勢」。高倉ジャパンの得点源として、「MANA IWABUCHI」の名を世界にとどろかせる。(尾藤央一)

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