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夢破れた友の思いを胸に、五輪を目指し続ける競泳の坂井孝士郎。茨城国体でも飛躍を期す=尼崎市の塚口SS
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夢破れた友の思いを胸に、五輪を目指し続ける競泳の坂井孝士郎。茨城国体でも飛躍を期す=尼崎市の塚口SS

 2020年や24年の五輪を目指し、兵庫県西宮市出身の競泳男子自由形、坂井孝士郎(鹿児島県体育協会、塚口SS)が自らを磨き続けている。大卒1年目。胸の内には、競技環境が整わず引退した仲間の無念がある。「社会人で競技を続けるのは、誰もができることじゃない」。14日開幕の茨城国体競泳では、鹿児島の代表として躍進を期す。(藤村有希子)

 187センチの長身が目を引く。主戦場は自由形の50メートルや100メートル。長い腕でテンポ良く水をとらえ、関学高、中大と、世代別の全国舞台で入賞を重ねてきた。

 大学を卒業した今春から、20年に地元国体を迎える鹿児島県の体育協会に所属しつつ、母校中大で今夏の世界選手権出場の塩浦慎理(イトマン東進)らと練習する日々。折に触れて地元兵庫に戻り、塚口SSでもトレーニングしている。

 4月の日本選手権50メートル自由形では優勝の塩浦に続き、22秒13の自己新記録で3位と奮闘。7月にはユニバーシアード(イタリア)で初めて日の丸を背負った。50メートル自由形では予選敗退し、短距離の世界の壁を感じたが「強い選手の泳ぎを見て、僕の意識レベルが追い付いた」と意欲が湧いた。

 周りには社会人での競技続行を望みながら、所属先などが見つからず断念した選手もいたという。「諦めざるを得なかった人がいる中で、僕は幸せ。やるからには結果を出さないと」と誓う。

 塚口SSで長年指導する坂上一真ヘッドコーチが「研究熱心」と評する坂井。「オリンピックを目指すとか、究極の目標に向かって努力することはこの先、たぶんもうない。僕にしかできないことをやる」。22歳は人生を懸けて闘う。

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