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8月に行われた柔道の世界選手権で英国代表スミス・デイビス(右)に勝利した金知秀=日本武道館(撮影・斎藤雅志)
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8月に行われた柔道の世界選手権で英国代表スミス・デイビス(右)に勝利した金知秀=日本武道館(撮影・斎藤雅志)

 韓国代表として柔道の世界選手権女子57キロ級に出場した在日コリアン、金知秀(キム・チス)=山梨学院大、兵庫県姫路市出身=は幼いころ高校野球の名門、東洋大姫路のファンだったという。

 しばしば、父徳諸(ドクジェ)さんに連れられて東洋大姫路の試合に足を運んだ。2003年、同校が延長十五回の激闘を演じた選抜高校野球準々決勝も甲子園で見届けた。ベトナム難民2世のグエン・トラン・フォク・アン投手を擁し、2度追い付く粘りで引き分け再試合に持ち込んだ一戦だ。

 「あの時、知秀と一緒に甲子園で観戦して、神戸新聞に取り上げられたよ」と徳諸さん。驚いた。当時、スタンドで取材したのは入社1年目の私。記事を探した。「徳諸さんは長女知秀ちゃん(二つ)に、ナインのユニホームと同じデザインの特注品を着せて応援」

 あれから16年。少女は国を背負う柔道選手に育った。世界選手権では2回戦で延長戦の末に前回銀メダリストを撃破。「ここからどれだけ成長できるか。東京五輪で表彰台の一番上に立ちたい」。東洋野球の粘りは18歳の心に受け継がれている。(藤村有希子)

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