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平尾誠二氏の妻からもらったというぬいぐるみとアイルランド・ロシア戦を観戦する渡辺真二早駒運輸社長=神戸市兵庫区御崎町1、ノエビアスタジアム神戸(大山伸一郎)
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平尾誠二氏の妻からもらったというぬいぐるみとアイルランド・ロシア戦を観戦する渡辺真二早駒運輸社長=神戸市兵庫区御崎町1、ノエビアスタジアム神戸(大山伸一郎)
アイルランド・ロシア戦を観戦する渡辺真二早駒運輸社長=神戸市兵庫区御崎町1、ノエビアスタジアム神戸(大山伸一郎)
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アイルランド・ロシア戦を観戦する渡辺真二早駒運輸社長=神戸市兵庫区御崎町1、ノエビアスタジアム神戸(大山伸一郎)

 ここ(ノエビアスタジアム神戸)は息子の龍が「兄貴」と初めて出会った場所です。「ミスターラグビー」こと平尾誠二さん。私が20歳のころ、家業の関係で知り合い、10年ほど前からは家族ぐるみで交流させてもらいました。年齢は4歳上で「兄貴、兄貴」と呼ばせてもらっていました。その兄貴が心血を注いで実現した神戸でのW杯。今日もどこかで見てはると思います。

 アイルランドは、日本戦は出なかったセクストンが先発ですね。昨年の世界年間最優秀選手。平尾さんと同じ司令塔ですし、注目です。早速、絶妙なキックパスでトライを演出。次の次の展開を読むようなプレーは兄貴の現役時代みたい。

 私の息子は平尾さんの「最後の弟子」なんです。2013年5月、平尾さんや山中伸弥先生(京都大iPS細胞研究所所長)らとゴルフをした後、当時中1でラグビーを始めたばかりだった龍に「教えたるわ」と1時間もパス練習に付き合ってくれました。平尾さんの家の庭に立っている照明灯にタックルさせてもらったことも。平尾さんと最後に電話で話をしたのは、亡くなった年の8月。そのときも「龍、どうや」と気に掛けてくれました。

 後半20分すぎ、アイルランドが4トライ目を挙げてボーナス勝ち点を得ました。会場の盛り上がりは今日一番。大差になりましたが、全力を尽くし合う姿からはラグビーの美学を感じました。このW杯の熱を女子ラグビーにもつなげたい。昨年から「神戸ファストジャイロ」という女子チームを支援しています。兵庫県内で頑張っている中高生の受け皿になれればという思いです。平尾さんがあるとき言っていました。「楕円(だえん)球の行く先は理不尽。人生と一緒や。それを楽しまな」と。どんなときも前向きに取り組みたいと思っています。(まとめ・山本哲志)

 わたなべ・しんじ 1966年生まれ。神戸市灘区出身。甲南大卒。90年、家業の海運会社「早駒運輸」(神戸市)に入社し、2005年から社長。神戸港で観光船「ファンタジー号」を運航。長男の龍(19)は京都産業大ラグビー部在籍。

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