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目を保護するラグビー専用のゴーグルを着け、スクラム練習に励む森本一弘さん=神戸市長田区房王寺町2、夢野台高校(撮影・中西幸大)
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目を保護するラグビー専用のゴーグルを着け、スクラム練習に励む森本一弘さん=神戸市長田区房王寺町2、夢野台高校(撮影・中西幸大)

 ワールドカップ(W杯)で盛り上がるラグビー。兵庫県立夢野台高校(神戸市長田区)ラグビー部3年の森本一弘さん(18)=同市北区=は先天性の白内障で、目を保護するゴーグルが欠かせない。W杯では今回初めてゴーグルが認められ、着用する選手が登場。森本さんも国際ルールの変更に伴い、公式戦出場が可能となった。近く最後の全国高校大会県予選に臨む。(堀内達成)

 高校で競技を始めた森本さんは、スクラムなどでチームの柱となる存在。ただ左目が白内障でほぼ見えず、プレー中に右目にけがを負うと生活が困難になるため、主治医からゴーグル着用を義務付けられている。

 国際統括団体ワールドラグビー(WR)がゴーグルを正式承認したのは今年。WRルールに準じる全国高校体育連盟ラグビー専門部も従来、公式戦で着用を認めていなかった。

 森本さんにとって転機は昨春、ラグビー部の森岡礼次顧問が認定ゴーグルを知ったことだった。WRは2012年、ゴーグルの試作をメーカーに依頼し、イタリアの「RALERI(ラレリー)」社が認定品の製造元に。14年から日本など各国で試験運用を始めていた。練習試合にしか出られなかった森本さんも取り寄せ、18年の全国高校大会県予選に出ることができた。

 WRがゴーグルを認めたきっかけの一つが、元イタリア代表イアン・マッキンリー(29)の存在だ。雑誌「ラグビーマガジン」を発行するベースボール・マガジン社によると、同選手は母国アイルランドで将来を嘱望されたが、試合中の事故で左目を失明して引退。その後イタリアで現役復帰し同国代表に上り詰めた。

 今回のW杯ではニュージーランド代表アーディー・サベア(25)が、視力が落ちた目を保護するためゴーグルを着け話題に。日本で代理販売する「ビッグフロント」(東京)によると衝撃に強いのはもちろん、周囲の選手もけがをしないよう設計されているという。

 「ゴーグルのおかげで仲間と競技を続けることができた」と森本さん。14日に初戦が予定される県予選で「ベスト8を目指す」と意気込む。

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