W杯の熱気を国内リーグに 最薄ジャージーで盛り上げるバクさん

2020/01/12 08:00

“世界最薄”日本代表ユニホーム姿の森山漠さん

 ラグビーのトップリーグ(TL)がいよいよ12日に始まり、昨秋のワールドカップ(W杯)日本大会を熱くした日本代表選手たちが激突する。「世界最薄ジャージー」でおなじみの名物ファンも開幕を楽しみにする。「バクさん」こと森山漠(ひろし)さん(53)だ。 関連ニュース 【写真】レア?スーツ姿の森山漠さん 【写真】バクさんはスタジアムの観客席でも人気者 【写真】W杯を制した南アフリカのジャージ

 兵庫県三田市の会社員でシニアラガーマン。5年ほど前からラグビージャージーのボディーペイントを始めた。自国W杯を機に「海外ファンをおもてなししよう」と、試合会場を巡って出場国のユニホームを体に描いた。
 全20チーム制覇は台風の影響でフランスのみ果たせなかったが、記念撮影の長蛇の列ができ、国内外のインターネットや新聞、テレビで取り上げられた。移動費やチケット代、ペンキ代など、費用は100万円以上というが「得がたい経験。毎回数時間かけて塗ってくれた妻は大変だったと思う。大会が盛り上がって夢のよう」と振り返る。
 ツイッターのフォロワー数はW杯前後で約15倍に。注目度を生かし「ラグビー人気継続の力になりたい」と、既に下部リーグの近鉄戦でも披露している。着ているようで上半身は裸のため、“着用”は天候や体調との相談になりそう。ものすごく薄いジャージーを見かけたら、それは「バクさん」かもしれない。(山本哲志)

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