聖火ランナーに山口衛里さん　シドニー五輪マラソン７位

　５月２４、２５日に兵庫県内１４市を巡る東京五輪聖火リレーのランナーに、同県加東市（旧滝野町）出身で、２０００年シドニー五輪女子マラソン７位入賞の山口衛里さん（４７）が内定した。県が２０日、発表した。 関連ニュース 古代オリンピック研究で評価　神戸の医師・賀来さん　ギリシャでパリ五輪の聖火採火式出席へ 聖火リレーの思い出胸に有終　井戸前知事、朝原さんもねぎらい「５６年目のファーストランの会」 三田市内小中学校など始業式　高平小で特別授業　聖火ランナーのトーチなど披露

　山口さんは、西脇工業高からダイエーを経て、女子駅伝の強豪天満屋（岡山市）に入社。１９９９年の東京国際女子マラソンで当時日本歴代２位の２時間２２分１２秒で優勝し、シドニー五輪代表を勝ち取った。シドニーでは途中転倒しながらも７位に食い込んだ。２００５年に引退。現在は指導者として活動している。
　山口さんは５月２４日に出走予定。「温かい加東市民のご支援・ご協力により、シドニー五輪出場を果たした。お世話になった多くの人に感謝の気持ちを伝えたい」とコメントした。
　県内の聖火リレーのランナーは約１８０人の想定。県実行委員会の枠は４４人（うち１人は団体で走るグループランナー）で、山口さんが４２人目。残る２人は来月下旬にも公表される。（井上　駿）