「本当は野球で甲子園を目指すはずだった」関学大アメフト部・大村新監督
2020/01/23 05:30
関学大アメリカンフットボール部の新監督就任会見で笑顔を見せる大村和輝アシスタントヘッドコーチ=西宮市上ケ原一番町、同大西宮上ケ原キャンパス(撮影・辰巳直之)
アメリカンフットボールで大学日本一30度を誇る関学大は22日、新監督に大村和輝アシスタントヘッドコーチ(48)が2月1日付で就任すると発表した。
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名門の指揮を託されることになった大村新監督は常勝チームを率いる心構えや理想像を力強く語った。(まとめ・尾藤央一)
-心境は。
「大変やろうなってことです。フットボールを始めた時に監督になるなんてみじんも思っていなかった。(小学生の時は少年野球チームに在籍し)本当は野球で甲子園を目指すはずだった」
-長年指揮した鳥内監督の後任。
「監督になって守るのではなくて必要だと思うことにチャレンジしていきたい。鳥内さんからは『あと頼んだで』と一言。(自身の特長は)意外と鳥内さんより論理的に物事を考えられる。みんなを巻き込んでやるのは得意」
-チームの幹は。
「結果はグラウンドで出る。ファンダメンタル(基礎)、プレーの精度にこだわることをぶれずにやる。勝つべくして勝つチームにできればいい」
-守っていきたい伝統は。
「勝率を100パーセントに近づけるため毎日努力している。ゴールはない。逃げずに向き合える集団になれたら」
-指導者を目指した背景は。
「(大学)5年生の時にコーチをしたこと。立命大が初めて優勝した1994年で京大にも完封負け。戦術が通用しなくて、コーチをしようかなというきっかけになった」
-監督と攻撃コーディネーターを兼務か。
「まだ相談中。人(スタッフ)が新しく入る予定もまだないので、純粋に仕事が倍になるかな。まだ決まってない」