ボクシング女子世界王者の岩川 3月、初防衛戦へ
2020/02/16 19:18
初防衛戦へ意気込む世界ボクシング機構(WBO)女子アトム級王者の岩川美花(右)と高砂ジムの山下忠則会長=大阪市中央区備後町1、日本ボクシングコミッション関西事務局
世界ボクシング機構(WBO)女子アトム級王者の36歳、岩川美花(高砂)が3月17日に東京・後楽園ホールで初防衛戦に臨むと16日、所属ジムが発表した。元日本王者の27歳鈴木菜々江(シュウ)と対決する。岩川は同日、大阪市の日本ボクシングコミッション関西事務局で会見し「(世界主要)4団体の統一を狙っている。必ずこのベルトを守り抜く」と誓った。
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高知県香南市出身の岩川は、30歳で網膜剥離を患ったが再起。2018年7月、2度目の世界挑戦だったWBO女子同級タイトルマッチで池山直(フュチュール)に判定勝ちし、初の世界王座に就いた。19年12月にはノンタイトル戦を判定で制し、通算成績は15戦9勝(3KO)5敗1分け。
構えを左右にスイッチする巧者。王座獲得から初防衛戦まで期間があいたが「下手なまま終わりたくない。まだまだうまくなりたい」と闘志は尽きない。「緩急をつけるボクシングが分かってきた。それを試合で出せたら」と快勝を期した。(藤村有希子)