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西三段目75枚目の向田
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西三段目75枚目の向田

 「勝って取材されたかったですね」。自身最高位、西三段目75枚目の向田(兵庫県淡路市出身)は相手を突き放す相撲を取りにいったが、がっちりと組まれて転がされた。2連敗で黒星が先行した。

 中学までスポーツ経験はなかったが、進学した柳高(現蒼開高)で柔道を始め、3年夏には県高校総体の90キロ超級でベスト16に入った。卒業後は淡路島内で就職したが「一回、挑戦したい」と幼少時からテレビ中継に夢中だった角界入りを決意。入社約1年で転身した。

 所属する鳴戸部屋の親方は憧れの元大関琴欧洲。稽古で胸を貸してくれるというが、いくら押しても動かず「怖いです」。引退して6年が過ぎても強さを保つ師匠に鍛えられている。

 「やりたいことをできている。選択は正解」。21歳の若武者は、天職と信じる道を突き進む。(有島弘記)

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