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土俵でベテランの意地を発揮する妙義龍(左)=エディオンアリーナ大阪(撮影・佐藤厚)
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土俵でベテランの意地を発揮する妙義龍(左)=エディオンアリーナ大阪(撮影・佐藤厚)

 新型コロナウイルス感染防止のため、史上初の無観客開催となった大相撲春場所。ご当所の歓声がない中、兵庫ゆかりの力士たちは黙々と奮闘する。初めて大関で地元場所に凱旋(がいせん)した貴景勝(芦屋市出身)、前頭の妙義龍(高砂市出身)と照強(南あわじ市出身)の幕内3人を筆頭に、関取を目指す若手まで角界で一大勢力を築く32人の兵庫勢。勝負の後半戦に向かう郷土力士を紹介する。

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 連敗脱出の一番に、妙義龍の原点があった。初日から4連敗を喫していた東前頭6枚目のベテランは5日目、松鳳山と対戦。相手の顔を右手で張ると、その勢いで突き押しを繰り返し、最後は体を寄せて押し出した。

 「やっぱりうれしい。調子が良くても連敗すると、悪いと錯覚する。こういう(前に出る)相撲を取ってきたし、忘れずにやろうと思った」。自身の初日からの連敗記録更新も免れ、口元はマスクで見えなかったが、目元に笑みを浮かべた。

 円熟の33歳は「花のロクイチ組」の一人だ。角界では昭和61(1986)年度生まれの関取衆をそう呼び、元横綱稀勢の里(荒磯親方)に元大関豪栄道(武隈親方)、初場所で幕尻優勝を飾った徳勝龍と実力者が並ぶ。妙義龍も三役在位13場所、技能賞5度と世代の格を上げてきた。

 黒星先行が続くが、負けても胸を張って花道を引き揚げる。「我慢、我慢して」。元関脇の粘り腰はここからだ。(有島弘記)

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