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 高校サッカーの名門、滝川第二高の新監督に就いた亀谷誠氏(51)が母校の再建に着手した。同校1期生で、育成年代を中心にJ1鹿島や中国のプロリーグで手腕を磨いてきた。「ボールを大事にし、攻守に主導権を握る」。ここ2年間遠ざかる全国舞台への返り咲きに力を注ぐ。

 3月1日付で就任した亀谷監督は神戸市出身。前線と中盤の攻撃的なポジションを任され、3年時に同校の全国高校総体、全国高校選手権初出場に貢献した。

 青学大を経てヤンマー(現C大阪)などにプロ契約選手として在籍したが、20代半ばで引退。自動車販売店の営業マンなどを経て、筑波大大学院でコーチ学を学んだ後、J1鹿島へ。約15年にわたり、下部組織の指導者やスカウトを務めた。

 2016年から家族を残し、単身中国へ。「反日と思ったら、リスペクト(尊敬)がすごかった。親切で学ぶ姿勢があった」。昨秋まで2クラブに在籍し、広州富力では育成年代のチームを全国3位に押し上げた。

 異国の地で実践したのが、ボールを保持して攻めるサッカーだった。高校時代の恩師で、数々のJリーガーを育てた名将、黒田和生さん(71)に教わったスタイルだ。「学んできたことを確認できた」と、貴重な4年間を過ごした。

 帰国後、母校から監督就任のオファーが届き、快諾。新型コロナウイルスの影響で24日の練習再開まで指導できなかったが、就任時に選手とスタッフ、保護者を前に、自身のサッカー哲学を説明したという。

 滝川第二と神戸弘陵の2強時代が長く続いた兵庫県だが、近年は混戦模様。OBでは2人目となる指揮官は「強み(つなぐサッカー)を表現し、しっかり新興勢力に勝っていく」と名門復活を期す。(有島弘記)

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