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昨年の全国高校総体バスケットボール準決勝で奮闘する報徳の選手たち=2019年8月、鹿児島県
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昨年の全国高校総体バスケットボール準決勝で奮闘する報徳の選手たち=2019年8月、鹿児島県

 新型コロナウイルスの感染拡大は学校の部活動にも直撃し、高校スポーツ界が苦境に立たされている。今夏の全国高校総合体育大会は史上初の中止が決まり、兵庫県でも県高校総体の夏季競技が取りやめとなった。夢や目標を失った選手らの落胆は大きく、進路に不安も広がる。

 昨年、インターハイのバスケットボール男子で4強入りを果たし、2020年は初優勝を目指していた報徳。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、「勝負の年」にひのき舞台の中止が決まり、田中敬ヘッドコーチ(HC)は部員の精神状態を心配する。

 部員の様子を主将に尋ねると「みんな、覚悟はしていました。冷静に受け止めています」との返事だったというが、「気持ちが落ちている子もいる」と田中HC。現在、部員、保護者とのオンライン3者面談を進めており、声をきめ細かくすくい上げようとしている。

 バスケットは冬にも全国大会があるが、チームには夏の総体終了後に引退し、受験勉強に入る部員もいる。ウイルス終息が見通せない中、それ以外のメンバーにとっても冬の大会が確実に行われるという保証はない。

 報徳では3月初旬から休校となり、部活動は自粛が続く。部員は今も個々にランニングに励むほか、自宅で体幹トレーニングやボールの手さばきの練習などに取り組む。部員やスタッフを含め約70人で無料通信アプリLINE(ライン)のグループを結成。毎夜8~9時に練習内容を報告し合っている。

 初の報徳出身Bリーガーで1部(B1)北海道の中野司は、ツイッターで後輩に向け「今をいかに有意義な時間にできるかで、今後の自分が変わる」とエールを送った。

 相次ぐ大会中止を受け、田中HCは「3年生がクローズアップされがちだが、1、2年生にとっても切実な問題。彼らに日の当たるような舞台をつくってほしい」と代替試合の開催を望んでいる。(藤村有希子)

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