スポーツ

  • 印刷
動画一覧へ
2003年3月の中学兵庫選抜チーム。当時から地元国体世代として育成されてきた=神戸市立中央体育館
拡大
2003年3月の中学兵庫選抜チーム。当時から地元国体世代として育成されてきた=神戸市立中央体育館

 地元国体が2週間後に迫った2006年9月19日。兵庫のメンバーは神戸・ポートアイランドの合宿所に入った。

 この年に高校3年を迎える県内選手たちは「兵庫国体世代」と呼ばれ、小学校高学年の頃から強化が進められてきた。

 祭典モードが高まる同年夏。県バスケットボール協会スタッフは大阪の全国高校総体会場に飛んだ。有力校の試合映像を一通り確保するためだ。

 国体ではいずれの都道府県も総体出場校を軸にチームを組む。「兵庫がどこと戦うことになっても対応できるように」(協会強化委員長の中村征士)との周到さだった。

 8月下旬には兵庫チームが韓国に遠征し、世代別の韓国、中国両代表と対戦。190センチ超という規格外のプレーヤーを相手に度胸をつけた。

     ◇

 仕上げは国体直前合宿。この時期に泊まり込みの練習会をしたのは、バスケット兵庫の成年男女、少年男女の4種別中、少年女子だけだ。

 チームの軸を成す須磨学園と神戸龍谷は共に、夏の全国高校総体で初戦敗退。さらに夙川、市尼崎、川西緑台、園田を含めた6校に、12選手の所属高校は分散している。

 難敵の福岡に挑むには、連係プレーを練り上げる必要があった。

 合宿所では、朝食が終わるとそれぞれの学校に向かい、授業を受け、放課後にまた戻ってくるという生活。やがて「ただいま」「お帰り」の声掛けが生まれる。

 「一つのチームみたいになじんでいった」と山中美佳(神戸龍谷高)。

 一方で練習はハードだった。ランニングに体幹トレーニング、設定本数を成功させないと終われない3点シュート…。

 中でも強烈なのは、接触プレーの特訓だった。

=敬称略。肩書、所属は当時=

(藤村有希子)

【あらすじ】2006年秋の兵庫国体バスケットボール少年女子。地元兵庫は選抜メンバーを組み、強豪・福岡が待ち受ける2回戦を最大のヤマ場と捉えていた。

スポーツの最新
もっと見る

天気(10月2日)

  • 27℃
  • 18℃
  • 0%

  • 28℃
  • 14℃
  • 0%

  • 29℃
  • 16℃
  • 0%

  • 29℃
  • 15℃
  • 0%

お知らせ