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福岡戦で沸き立つ兵庫の応援団
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福岡戦で沸き立つ兵庫の応援団

 神戸市須磨区のグリーンアリーナ神戸。2回戦のウオーミングアップに、福岡の面々が現れた。

 エースセンターの森ムチャをはじめとする中村学園女高勢に、普段はそのライバル校である九州女高(現福岡大若葉高)の大庭久美子…。

 兵庫監督の吉川公明の心情は「特攻隊みたいなもの」だった。

 中村学園女高は前年の2005年、全国高校選抜優勝大会(現全国高校選手権)で10年ぶりの頂点に立っていた。選手たちは「月刊バスケットボール」にもたびたび登場する有名人ばかりだ。

 「まるでスター軍団」。兵庫の先発フォワード荒木恵美(夙川高)も女王の登場に息をのんだ。

 それでも、「みんなで協力すればできるよな」という不思議な感覚もあった。

     ◇

 地元兵庫側の観客席は応援団で埋まった。スティック風船の群れが波打っている。

 白ユニホームの兵庫。荒木のほか、主将の山下朋美(須磨学園高)、夏山満智子(川西緑台高)、竹川里香(神戸龍谷高)、河合敬子(夙川高)の5人が先発した。

 対する福岡は紫のユニホーム。午後3時35分、決戦が幕を開けた。

 数分後、滝井亜里沙(園田高)がコートイン。

 178センチの兵庫最長身プレーヤーは、そのままバックコートへ。

 ドリブルを始めた。

 「前に出ないといけないな…」と福岡の森。滝井につくため、センターラインまで出向いた。

 いつものゴール下と違って、高い位置での守りを強いられた。

 「吉川先生は、相手の嫌がることをよく見つける」。そばにいた兵庫県バスケットボール協会強化委員長の中村征士は、策士ぶりに感嘆した。

 滝井のガード起用こそが、兵庫の奇策だった。

=敬称略。肩書、所属は当時=

(藤村有希子)

【あらすじ】2006年秋の兵庫国体バスケットボール少年女子。選抜メンバーを組んだ地元兵庫は、最大のヤマ場と捉えていた強豪・福岡との2回戦に挑んだ。

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