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福岡戦第1クオーター、兵庫の滝井亜里沙が福岡の森ムチャをかわして自身初得点
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福岡戦第1クオーター、兵庫の滝井亜里沙が福岡の森ムチャをかわして自身初得点

 2回戦の第1クオーター。兵庫の最長身選手、滝井亜里沙(園田高)がボールの運び役をする。

 その前で、福岡のエースセンター森ムチャ(中村学園女高)は腰を落としている。

 兵庫の監督吉川公明が企てた「エース狙い」の策に、滝井は夢中になった。「面白い戦略としか思えなくて」

 プランはこうだ。自分が運ぶことで、「ゴールキーパー」の森を外に引っ張り出す。慣れない守備で疲れさせる。

 そして1対1を仕掛け、ファウルを誘う。「ムチャが下がれば私が打つし、近ければドリブルで抜く。考えなくても体が動くようにしていた」

 滝井が初めて、森に挑んだ。

 左手ドリブルからのレイアップは、不発。

 兵庫のコーチ、高松一人のいう「いい意味での目立ちたがり屋」はトライし続けた。

 「何回も突いてくるな…」といぶかる森に、4度目の1対1。

 滝井が右手でドリブルする。

 そのまま一度、森に背を向ける。

 横に振られた敵の気配を察すると、前に向き直し、長い右腕をリングへと伸ばした。

 滝井の初得点。5-10と追い上げた。

 兵庫の切り札は畳み掛けた。

 速攻で襲い、森の守備態勢が整わないところへドライブし、リングにねじ込む。ファウルも誘ってフリースロー成功。

 今度はトップからゴール下、左の外角へと、走り込んだ。

 スチールを狙った森を振り切る。パスを受ける。球を2度突いてからの、ジャンプシュート。

 「シュートかドライブか。どこを抑えたらいいのか」と困惑する森。

 リングに吸い込まれ、滝井の連続7得点。

 10-10に並んだ。

=敬称略。肩書、所属は当時=

(藤村有希子)

【あらすじ】2006年秋の兵庫国体バスケットボール少年女子。選抜メンバーを組んだ地元兵庫は、最大のヤマ場と捉えていた強豪・福岡との2回戦に挑んだ。

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