スポーツ

  • 印刷
岩田健太郎医師の新著「新型コロナウイルスとの戦い方はサッカーが教えてくれる」(エクスナレッジ)。Jリーグ再開にも言及している
拡大
岩田健太郎医師の新著「新型コロナウイルスとの戦い方はサッカーが教えてくれる」(エクスナレッジ)。Jリーグ再開にも言及している

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う中断期間を挟み、7月4日にJ1再開となるJリーグ。無観客での再スタートとなり、感染症に詳しい神戸大病院の岩田健太郎教授も、6月刊行の新著で「現状を考えると無観客試合が良い」とする。現時点で感染を完全に防ぐ手だてはなく、選手の感染を想定した運営を求める。(有島弘記)

 最新作は「新型コロナウイルスとの戦い方はサッカーが教えてくれる」。2月に船内感染が広がったダイヤモンド・プリンセス号に乗船し、政府対応を批判した岩田教授は、感染症の専門家として注目される一方、学生時代はサッカー部に所属。現在はJ1神戸のサポーターとして知られる。

 無観客開催は、観衆の移動リスクを考えて妥当とする。選手にも同じ問題が付きまとうが、「Jリーガーは健康で若い人たちなので死亡のリスクが極めて低い。(中略)軽症で治ってしまうので、そのぐらいのリスクが許容できるか」と記す。試合を再開する以上、運営側に一定の不安を受け入れる覚悟を説いている。

 選手が感染した場合、一律にリーグ戦を延期するべきかどうか。その点については「延期する判断のひとつとなると、今後も同じ根拠でどんどん延期が続いていく。そこは悪い前例を作ってしまわないか」と懸念し、延期の基準は「開催することによって(観客の間で)感染が広がること」と指摘する。Jリーグは7月10日以降、政府の指針に沿って段階的な集客を想定している。

 観戦再開後は、神戸が2月23日の開幕戦で実施した合唱禁止を推奨。その上で、飛沫(ひまつ)や人と人との接触を避けるため、座席は二つ空けるなど間隔を確保。手拍子は他人と触れ合わないため、応援スタイルとして認められるという。

 新著は編集者の質問に答える形で進み、ウイルスの特性や感染対策をサッカーの戦術になぞらえて解説している。

 エクスナレッジ刊。税別1500円。

スポーツの最新
もっと見る

天気(7月11日)

  • 27℃
  • ---℃
  • 80%

  • 30℃
  • ---℃
  • 60%

  • 28℃
  • ---℃
  • 90%

  • 27℃
  • ---℃
  • 90%

兵庫県内に 警報 が発令されています

お知らせ