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2カ月ぶりに全体練習が再開し、ミニゲームで汗を流す神戸弘陵高のサッカー部員=神戸市北区の同校(撮影・後藤亮平)
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2カ月ぶりに全体練習が再開し、ミニゲームで汗を流す神戸弘陵高のサッカー部員=神戸市北区の同校(撮影・後藤亮平)
青いトラックを気持ちよさそうに走る滝川第二高陸上部の部員たち=神戸市西区の同校
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青いトラックを気持ちよさそうに走る滝川第二高陸上部の部員たち=神戸市西区の同校
サーキットトレーニングに励む滝川第二高陸上部の部員たち=神戸市西区の同校
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サーキットトレーニングに励む滝川第二高陸上部の部員たち=神戸市西区の同校
屋外階段でダッシュする神戸科技高柔道部の女子選手たち=神戸市中央区の同校
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屋外階段でダッシュする神戸科技高柔道部の女子選手たち=神戸市中央区の同校
指導者や仲間に囲まれ涙を流すなぎなた・市伊丹高の3年生ら=伊丹市の同校
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指導者や仲間に囲まれ涙を流すなぎなた・市伊丹高の3年生ら=伊丹市の同校

■笑顔、トレーニングに汗

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校措置が解除された1日、兵庫県内の高校などでは授業とともに一部で部活動も再開した。目標としてきた全国高校総体(インターハイ)などの大会がなくなった上、兵庫県教育委員会は県高校体育連盟などに対し、7月9日まで公式戦開催を自粛するよう要請。当面の部活動は1日90分以内、週3日が上限の制限があるが、久々に仲間たちと再会した選手たちはさっそくトレーニングに励む一方、感染予防対策の徹底などを確認し合った。

■大会中止、悔しさを力に

 神戸弘陵高内の坂を下り、一面緑の人工芝が目に飛び込むと、男子サッカー部員の表情が明るくなった。約2カ月ぶりのピッチ。次々と、にぎやかな声が集まってきた。

 生徒は分散登校と自宅学習に割り振られたが、部活動は全員参加。独自の飛沫(ひまつ)対策として、通気性が良くマスクのように使える「ネックチューブ」を選手全員に配った。

 練習は3班に分かれ、レギュラー格のA組は約30人。リフティングしたままハーフコートを往復▽ロングパスの交換▽守備2人に対して4人でパス回し-などテンポ良くメニューを消化した。ピッチを狭めた5対5では「出ろ」「切り替え」の声が飛び出した。木谷亮太主将は「大人数での練習は楽しい。雰囲気良くできた」と笑顔で総括した。

 県高校新人大会を制しながら県高校総体が中止となり、目標の3冠が途絶えた。主力の松野隼輝は「悔しい分、(秋の)県高校選手権により一層気持ちが上がってくる。うまく力に変えたい」と視線を上げた。

 滝川第二高陸上部は1年生も初めて部活動に合流し、原田隆司監督はミーティングで「距離を取るように」と指示した。

 昨年完成した青い全天候型トラックの感触を確かめるようにランニングをした後、ミニハードルや縄跳びなどを順にこなすサーキットトレーニングで汗を流した。最後は4チームに分かれ、200メートル×6人でリレー。バトンをつなぎ、チームの団結力を確かめ合った。短距離で3年の松浦星乃主将は「めっちゃ楽しかった。みんなの元気な姿が見られ、整った環境で練習できるありがたさを再確認した」と笑みを浮かべた。

 昨年のインターハイ女子走り高跳び8位で、今年は優勝を目指してきた3年の宗沢ティファニーは「大会に出られるならインターハイの代わりに頑張りたい。自己ベストの1メートル72を更新して1メートル70台後半を目指す」と語った。(有島弘記、金山成美)

■3年、最後までやりきる

 「3年生には感謝。誇りに思っている。大会がなくなってもやってきたことはなくならない。それは忘れないで」

 3月に地元・伊丹市で開催予定だった全国高校選抜大会が中止となったなぎなたの市伊丹高ではこの日、午前と午後の分散登校の部員が入れ替わる昼休みに実施した約20分のミーティングに2、3年生計11人が参加。高橋登子顧問の言葉に、涙をぬぐいながら耳を傾ける選手もいた。

 大半が競技未経験者ながら、昨秋の県高校新人大会で団体優勝。川原佳夏主将は昨年のインターハイ演技で16強入りし、今年は表彰台を目指していた。「残念だけど、最後までやりきる姿を後輩に見せて引き継いでいかないといけない」とし、夏まではこれまで通り練習に参加する意向だ。

 川原主将はミーティングが終わっても涙が止まらず、ともに厳しい練習を乗り越えてきた仲間に励まされながら道場を後にした。今後の練習は3年生を自由参加とし、当面は屋外を利用して行うという。

 柔道の強豪、神戸科技高女子では部員14人のうち、分散登校で学校に来た8人が練習。階段ダッシュや体幹トレーニングなどに励んだ。

 小嶋弥愛(みあい)は肘や肩の手術を経て最終学年の今年こそはと意気込んでいたが、地元開催のインターハイをはじめ、県高校総体などの主要大会は軒並み中止に。「ショック。でも大学で1番をとるためにやりたい」と気持ちを切り替える。3年の大原千翔(ちか)は「しんどい練習もみんなでやると楽しい」と笑顔。「代わりの試合があればみんなで1番をとりたい」と願った。(長江優咲、藤村有希子)

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