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福岡戦後半、ファウルを誘いながらシュートを決める兵庫の山中美佳
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福岡戦後半、ファウルを誘いながらシュートを決める兵庫の山中美佳
福岡戦第4クオーター、パスする兵庫の山中美佳(5)
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福岡戦第4クオーター、パスする兵庫の山中美佳(5)
福岡戦第4クオーター、福岡の森ムチャ(右)を振り切り、シュートを決める兵庫の山下朋美
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福岡戦第4クオーター、福岡の森ムチャ(右)を振り切り、シュートを決める兵庫の山下朋美
福岡戦第4クオーター、ボールを追う兵庫の山中美佳(5)と山下朋美(4)
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福岡戦第4クオーター、ボールを追う兵庫の山中美佳(5)と山下朋美(4)
福岡戦第4クオーター、3点シュートを決める兵庫の荒木恵美
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福岡戦第4クオーター、3点シュートを決める兵庫の荒木恵美

 兵庫のスコアラー山中美佳(神戸龍谷高)は、芦屋市立精道中の頃から名の通った存在だった。

 甲子園高を全国有数の強豪校に育て、日本代表も輩出した指導者、霜村武彦をして「10年に1人の逸材」と言わしめた。

 シュートタッチの良さだけではない。「ここでは点を取らなければとか、場面ごとにどうすればよいかが分かる。バスケットのセンスがある」

 甲子園高の後、神戸龍谷高で教えた霜村は、山中に「全(ゼン)」というコートネームを与えた。「全日本選手になるように」との願いを込めた。

 シュートは一瞬止め、狙いを定めて打つ。その名将の教えを、174センチのフォワードは大切にする。「ぶれないし、シュートのタイミングがとりやすくなった」

 才能の一方で、兵庫監督の吉川公明には「熱さ」が伝わってこないのが気がかりだった。彼女の魅力でもある冷静沈着さ、賢さの裏返しだった。

 だがこの日、優勝候補の福岡との2回戦。

 後半、兵庫のエースは「何も考えず、攻め気だけだった」。

 フリースローライン付近。2人に阻まれても球をリングへ突き出した。

 「当たって砕けろ」

 ネットを揺らした。ファウルを誘ってボーナススローも決めた。

 福岡の大黒柱、森ムチャ(中村学園女高)にとっては脅威だった。

 「シュートに迷いがない」

 試合終了まで22秒。

 4点差を追う兵庫。

 河合敬子(夙川高)がこぼれ球を奪って速攻。

 3点ラインの右45度、山中がボールを放った。

 63-64

 相手フリースローで1失点、63-65。

 残り13秒。

 河合がドリブル突破。

 またも右45度。山中につく相手選手に、沢田悠(市尼崎高)がスクリーンを掛けた。

 山中がフリーになった。

=敬称略。肩書、所属は当時=(藤村有希子)

【あらすじ】2006年秋の兵庫国体バスケットボール少年女子。選抜メンバーを組んだ地元兵庫は、最大のヤマ場と捉えていた強豪・福岡との2回戦に挑んだ。

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