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夏に向けて士気を高める神港学園高の空手部員たち=神戸市中央区の同校
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夏に向けて士気を高める神港学園高の空手部員たち=神戸市中央区の同校

 女子初の全国大会出場は夢と消え、男子の兵庫県大会6季連続優勝は霧散した…。空手の神港学園高は、新型コロナウイルス感染拡大による大会中止が続き、失意の時間を過ごしたが、他競技に先駆けて個人形で全国大会の実施が決まり、県高校総体の代替大会も8月開催が検討されるなど明るいニュースが相次ぎ、選手たちは前を向き始めている。(有島弘記)

■県連覇記録止まった男子「課題修正」稽古に熱

 男子組手では24年ぶりに3月の全国高校選抜大会の切符を手にしていた。エース為本志(こころ)にとって、高校生活初の全国舞台になるはずだった。

 「まだインターハイ(全国高校総体)があると思えたが、それも中止。モチベーションが落ちた」。それでも大学進学後を見据え、臨時休校中も技の幅を広げようと、大学生の試合動画を見て研究。走り込みも続ける中、県総体の代替大会が検討されていることを知った。「チャンス。一つのゴールとして課題を修正して取り組みたい」と稽古に熱が入る。

 男子形は県大会の連覇記録を、未知のウイルスに阻まれた。昨秋の県高校新人大会まで5季連続で団体優勝。田上(たうえ)悠馬主将を中心に兵庫に敵なしの実力を誇っていた。

 目標を見失っても、田上主将は休校中、自宅近くの駐車場で形の稽古を続けたという。その後、吉報が届いた。3年生を対象とした個人形の全国大会「形インターネットGP(グランプリ)」の開催が決まった。

 事前撮影した動画で審査される。21日までに形2種類の動画を送り、上位16人に選ばれたら、さらに二つの映像を届ける。栄えあるグランプリは7月12日、優秀8人を含めて表彰される。

 田上主将は無駄のない動作と力強さが持ち味といい、「全国の予選(県総体)にも立てなかった気持ちを存分にぶつけたい」と意欲十分。「迫力を表現したい」と18日の収録まで精度を高め続けた。形をやっている3年生は他におらず、組手一本の為本は盟友に託す。

 「神港の名を全国に広めてもらいたい」

     ◇     ◇

■初舞台消えた女子、2年生気持ち新た

 神港学園高は3月の全国高校選抜大会に男女団体3部門で出場を決めていたが、中でも女子形は創部初の快挙だった。

 女子は昨春、部員募集を再開し、新たなスタートを切ったばかり。1期生にあたる立花怜紀愛(れきあ)は当時1年生だけで全国切符を勝ち取った近畿大会を「涙を流して喜んだのに」と振り返り、やりきれなさを口にした。

 救いは「まだ2年生」ということ。各代替大会は3年生が対象のため、この夏も実戦機会を失ったままだが、「練習していたら時間はあっという間」と、秋に向けて気持ちを新たにする。

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