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豊岡市が新しく導入したボート競技用のトレーニングマシン=豊岡市城崎町楽々浦、豊岡市立城崎ボートセンター(撮影・石川 翠)
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豊岡市が新しく導入したボート競技用のトレーニングマシン=豊岡市城崎町楽々浦、豊岡市立城崎ボートセンター(撮影・石川 翠)

 新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期された東京五輪は、23日で開幕まであと1年となった。コロナ終息への道筋は見えず状況は不透明なままだが、9カ国7競技の代表選手が滞在する兵庫県内の事前合宿地では、各自治体が開催を願って準備を進める。また県内14市を走る予定の聖火リレーもいまだ日程が提示されておらず、約180人のランナーは固唾(かたず)をのんで行方を見守っている。

 城崎温泉近くの円山川の練習場で、ボート競技の強豪ドイツとスイス代表を受け入れる予定の豊岡市は、すでにトレーニング器具やボートを購入。23日には、トレーニング器具の体験イベントも開く。市の担当者は「両国からは、来夏の事前合宿には来ると内諾を得ている。出迎える準備は万端にしたい」と前を向く。

 聖火リレーは今年3月、スタート直前で延期となった。カヌーを使った聖火リレーが予定されていた宍粟市波賀町の音水(おんずい)湖では、実施規模が不確定なため、警備計画などの準備を中断。市民のリレー観覧計画も白紙に戻した。

 来年5月には生涯スポーツの国際大会「ワールドマスターズゲームズ2021関西」の会場にもなっており、国際的なイベントが重なる千載一遇の機会だが、両大会とも先が見通せず、市の担当者は「町全体で盛り上げたいが、方針が決まらないと盛り上げても空回りになる」と困惑する。

 大会組織委員会は内定していた聖火ランナーが来夏、優先して走れるよう調整しているが、リレー自体の簡素化も検討されている。

 「闘病中の友人に、頑張る姿を近くで見てほしいけど、第2波をどこまで抑えられるかと考えると、厳しいかも…」。加東市を走る予定だった聖火ランナーで、兵庫教育大付属中学3年の杉原大輝(げんき)さん(15)=兵庫県多可町=も不安がる。

 高倍率となった観戦チケットは、現時点では有効だが、希望者には払い戻す方針も示されている。男子サッカーの3位決定戦が当選したヴィッセル神戸サポーターの男性(45)=神戸市北区=は、無観客となる可能性を恐れる。5カ月ぶりに観客を入れたヴィッセルの試合を観覧したといい、「サポーターの応援があってこそ選手は力を出せる。厳しい状況は分かっているが、無観客はさみしすぎる」と話した。(井上 駿、斉藤絵美)

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