ラグビー神鋼、元NZ優勝戦士獲得 スミスとクルーデン

2020/07/31 05:30

昨年のW杯日本大会でプレーするニュージーランドのベン・スミス(左)=味の素スタジアム

 ラグビー元ニュージーランド(NZ)代表のバックス、ベン・スミス(34)とSOアーロン・クルーデン(31)が、トップリーグ(TL)の神戸製鋼に加入することが30日、関係者への取材で分かった。ともにワールドカップ(W杯)の優勝経験を持つ。 関連ニュース ラグビー日本代表 神戸の李承信ら兵庫ゆかりの7人選出 ラグビー神戸 橋本大輝、スミスら12選手が退部へ  ラグビー日本代表候補 リーグワン1部・神戸から6人メンバー入り 兵庫ゆかりは計12選手

 スミスはW杯2大会連続出場。2015年イングランド大会は史上初の連覇に導き、代表引退を表明した19年日本大会は84キャップ目となった3位決定戦で2トライを奪い、有終を飾った。鋭いステップは健在で、W杯後はフランスでプレーした。
 クルーデンは代表通算50キャップで、自国開催の11年W杯の優勝に貢献した。昨季まで神戸製鋼に所属したSOダン・カーターの負傷離脱による追加招集だったが、司令塔として輝いた。現所属のチーフス(ニュージーランド)をはじめ、クラブレベルでも実績を残してきた。
  スミスは「輝かしい歴史をさらに輝かせることができるように頑張りたい」、クルーデンは「誇り高いチームに加入できることに感謝している。ハードワークしてチームと会社に貢献したい」とコメントした。
 神戸製鋼は2連覇を目指した19~20年シーズンのTLが新型コロナウイルスの感染拡大で打ち切りに。来年1月にも開幕する新シーズンに向け、両外国人への期待は大きい。(有島弘記)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ