パラ陸上日本選手権 大矢、中西がアジア新V 兵庫勢が好記録連発

2020/09/05 16:35

パラリンピック候補・陸上競技の大矢勇気選手

 パラ陸上の日本選手権第1日は埼玉県の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、兵庫勢は来夏の東京パラリンピック内定選手を中心に優勝ラッシュを見せ、好記録も連発した。西宮市出身・在住の大矢勇気(ニッセイ・ニュークリエーション)は男子200メートル(車いすT52)で、従来のアジア記録を0秒38更新する31秒11で優勝。2019年の女子走り幅跳び(義足T64)世界女王で、伊丹市を活動拠点とする中西麻耶(阪急交通社)も5メートル70のアジア新記録をマークして頂点に立った。 関連ニュース 観客のいない競技場に沸き起こった拍手とどよめき 田中希実独走、強さ底なし 一人ぼっちの全国大会… 置引被害でレース棄権、救済で疾走 世界陸上で自己ベスト連発 今季も飛躍した女子中長距離界のホープ「もっとこういう舞台に立ちたい」

 ほかにも、女子800メートル(脳性まひT34=車いす使用)で三田市出身の北浦春香(インテージ)が2分23秒11の大会新記録で1着。男子走り幅跳びは2人がトップに立ち、上肢障害T47は丹波市出身の芦田創(トヨタ自動車)が6メートル64、義足T63は神戸市の企業に所属する山本篤(新日本住設)が6メートル49で制した。

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